アマギフ詐欺

電車の中で、若い男が三人ほどおり、比較的大きな声で話していたので、注意しようと思っていたんです。
電車の中はそんなに混んではいなかったのですが、やはり大声で会話をするのはマナー違反だと思いましたから。
最近の若い人は、注意をされると逆切れすると聞きますので、私も躊躇はしました。
ですが、年上として注意すべき時にはするべきだと覚悟を決めてその三人組に近づいたんです。
その三人は私の存在に気がつかず、やはり大声で話し続けています。
「で、あいつさー。アマギフ詐欺?そういうのに引っかかったらしいよ」
「え?マジで?いくら?」
「三万とか言ってたかなー」
「三万?アマギフ詐欺で?ありえねー」
Twitterのエロ
私、つい聞き耳を立ててしまいました。
そばにいる私に気付いて、一人の青年が道を開けてくれたんです。
私が横切ろうとしていると思ったらしいんですね。
そもそも注意するために来たのですが、その会話の中の「アマギフ詐欺」というのが理解できず、何のことだろうとつい・・・彼らに聞いてみたんです。
「先ほどの、アマギフ詐欺というのは、どういう詐欺ですか?」と。
老人を狙った詐欺が多い上に、近所に住んでる方もつい最近「オレオレ詐欺」にあいかけたので、気になっていたのです。
知らないで、その詐欺に引っ掛かってしまう可能性もありますから。
一人の青年が「アマゾンギフト券というのがあって」と説明してくれたんですが、そもそもそのアマゾンの意味が分からないんですよね。
「多分、アマギフ詐欺には引っ掛からないと思うんで、大丈夫だと思います」と言われました。