「スタジオの皆さん、今日は先月オープンしました新しいラブホに来ておりまーす!」
スタジオがどこにあるか知らんが、お下げで笑顔が愛くるしいマイコちゃんは部屋に入るなり旅レポ風にナレーションを入れた。
掲示板で、ホ別いちごで募っていたマイコちゃんは、自称ラブホマニアだそうだ。
彼女は、どうしても、このラブホに泊まりたいと要求していて、それをOKした僕と、めでたく契約成立となったわけだ。
マイコちゃんは旅行が好きで、その最大の楽しみは宿泊先にあると言う。普段と違った寝床で横たわることが何よりの癒しだという変なタイプだ。
しかし、旅行するには交通費なども含めると、やたらお金がかかる。
そんな折、知人から割り切りを紹介された。ホ別いちごと指定すれば、旅行代金を援助してもらえるうえに、無料でホテルに泊まることができる。
これは、私のために用意されたシステムだ!と思ったらしい。
「見てください、このベッド!ふかふかで体が吸い込まれるようです!」
マイコちゃんは、部屋中を駆け回って、一つ一つをスタジオへレポートしている。だから、スタジオってどこなんだよ?
「それでは、さっそく温泉に入ってみましょう!」
と、僕はマイコちゃんに引っ張られるままに、風呂に入る。ちなみに温泉でも何でもない単なる風呂だ。
タダマンとワリキリ
マイコちゃんは、恥ずかしげもなく服を脱いで、豊満な裸体をさらした。
ラブホのバスタブは、二人で入浴することを想定しているので、一般の湯舟よりも大きく作られている。
「きんもちいいですねー。この温泉は厳選された水道水を使用しておりまして、効能は疲労回復です」
マイコちゃんは、広いバスタブに王様気分で入浴している。いや、温泉レポならバスタオル巻かなきゃ。脚開きすぎて陰毛まる映りだし。
「これでホ別いちごはお得ですねー。さて、この後は、いよいよ今晩のメインです!」
そして、僕はマイコちゃんに促されるまま、ベッドインすると、お湯と言う名の温泉でほてった彼女の体を抱いた。
地元で醸造された純米大吟醸酒や今朝獲れたばかりの山海の珍味は出ないけど、僕がたっぷりと今日のメインディッシュを味あわせてあげようか。
「んー、思わず感じてしまいました!まったりといてそれでいてしつこくない舌ざわりですね!」
ただ、セックス中にスタジオへレポートするのはやめてほしかった。だから、スタジオってどこなんだよ?
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